【クロム】は薄毛や抜け毛の牽引となる!過剰摂取は育毛どころかハゲになる可能性も!

前回、セレンと育毛の記事でも紹介しましたが、今回紹介する「クロム」もセレンと一緒に多く含まれたサプリメントなどを摂取すると薄毛や脱毛の原因となります。

クロムはインスリンの活性化に欠かせないミネラルです。

クロムは、正常な糖代謝、脂質代謝を維持するのに重要かつ必須な元素です。
特に血糖値の調節作用が注目されています。

クロムは体内に摂取されると、小腸で吸収されます。吸収率は低いですが、ビタミンCによって吸収がよくなるとされています。
吸収されたクロムは糖タンパクと結合して、血中から肝臓、腎臓、脾臓、骨などに集まります。

また、クロムは小麦胚芽などの穀類や肉類、豆類、海藻に多く含まれます。
シュウさんと一緒に撮ると吸収が阻害されますので、調理の際はアクを撮るようにしましょう。

摂取目安量は1日あたり成人男性は40μg、女性は30μgとなっています。
クロム不足は糖質、脂質の代謝に支障をきたし、高コレステロール血症や動脈硬化、そして糖尿病を引き起こす可能性が高まります。

今回はクロムと育毛の関係について紹介します。

目次



クロムの育毛に関する効果・効能・メリット

上記でも説明しましたがクロムの過剰な摂取は、抜け毛の症状が発生すると報告されています。

2008年にアメリカでは政府機関が、ある特定のサプリメントにセレンやクロムが高濃度に含まれており、健康被害が報告されていると注意喚起しました。

この製品の利用者対して、脱毛や筋肉の痙攣、下痢、関節症などの症状が発生したといわれています。
クロムの含有量がどれだけ多かったのかは不明ですがセレンと同じくクロムの過剰な摂取で脱毛の症状が出たのは事実です。

クロムはインスリンの働きを活発化し、新陳代謝促進、中性脂肪とコレステロールを正常にコントロール

膵臓から分泌されるインスリンは血中のブドウ糖を筋肉や肝臓に取り込ませる働きをしていますが、クロムはインスリンの働きを増強し、血中のブドウ糖が筋肉細胞効率よく取り込まれるようにします。

このようにインスリンはクロムがなければ、働きを高めることができないので、クロムが不足すると糖の代謝が正常に進まなくなり、疲れやすくなるなどの症状が現れます。
糖尿病や動脈硬化を引き起こす可能性もあります。

また、クロムは脂質代謝を促進し、血中の中性脂肪やコレステロール値を正常に保つ働きもあります。

βブロッカー薬を使用している患者の血中HDLコレステロール値の低下に対し、経口摂取で有効性が示されています。
また、Ⅱ型糖尿病に対して経口摂取の有効性も確認されています。

クロムは摂取量さえマイ側なければ、血中のコレステロール値を正常にし、髪の毛の毛細血管まで栄養素をスムーズに運んでくれます。
直接育毛に効果があるわけではありませんが、体を正常にし、育毛がしやすい頭皮環境を作ってくれます。

クロムを含む食品

クロムを多く含む食品は以下となります。

  • バジル
  • 黒胡椒
  • 玄米
  • きのこ類
  • 海藻類
  • 豆類
  • レバー
  • あさり
  • 海老
  • 穴子
  • ビール酵母

クロムを摂取する際の注意点

糖尿病患者、腎障害の方はクロムの摂取に注意しましょう。

糖尿病の治療薬を服用している人は摂取により低血糖を引き起こす可能性もあります。
しっかり医師との相談をしてください。

また、腎障害のある方も、クロム摂取で症状が悪化する可能性があるので注意しましょう。

まとめ

クロムは新陳代謝促進し、中性脂肪とコレステロールを正常にコントロールしてくれます。
しかし、セレンと同様、過剰な摂取により抜け毛を引き起こす原因として確認されています。

全くクロムを摂取しないというのはできませんが、何事もサプリメントでの過剰摂取は避け、バランスの整った食事で髪に必要な栄養素を取ることが大切です。

あくまで、クロムとセレンが高濃度に配合されていたサプリメントで抜け毛が確認されたとのことで、どれだけの量が該当のサプリメントに入っていたのかは不明です。
しかし、クロムをサプリなどで摂取する際は一日の摂取量を守り、基本はバランスの整った食事を摂取する様にしましょう。

育毛にいいからと過剰な摂取をすると逆効果になってしまうので、今回の記事を参考にしてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください