【コンドロイチン】は薄毛や抜け毛に効果があるのか?頭皮の乾燥トラブルから守る効果

コンドロイチンは育毛に効果があることは実際のところ確認されていません。
医療的には脱毛症などの薬に活用されることのある成分です。

成分としてはグルコサミンと同様の効果をももっており、育毛というよりも関節軟骨や骨などのトラブルに効果があります。

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2018年6月29日

コンドロイチンは関節軟骨、骨、脳組織に含まれる重要な成分です。

コンドロイチンの語源は「軟骨の元」と言う意味のギリシャ語で「コンドロス」です。
コンドロイチンはタンパク質と結合して、軟骨や皮膚など、体内に多く存在しています。
動物の細胞、線維、臓器などを結びつけ、それらを維持・保護し、栄養・水分を補給する役目を果たしています。

生体内分布が広く、関節軟骨や骨などの他にも、脳髪経組織など、ほとんどの臓器や組織に含まれ、重要な機能を担っています。
特に軟骨を構成しているコンドロイチンは、コラーゲンヒアルロン酸などとともに、クッション作用に重要な役割をしています。

今回はコンドロイチンと育毛の関係について紹介します。

目次



コンドロイチンの育毛に対する効果・効能・メリット

上記でも説明したようにコンドロイチンは関節痛や代謝の正常化などの効果がありますが、育毛に関してはその効果は実証されていません。

しかし、脱毛症の薬に活用されることがあり、直接育毛に対しての効果というのは期待できない可能性は高いです。

コンドロイチンは体内で生成され、肌などの保湿力を保ちます。
保湿で言うとヒアルロン酸が有名ですが、化粧品などの保湿で長持ちするのはコンドロイチンの方が優れているということが確認されています。

コンドロイチンは肌を健康に保つというところで言うと、頭皮環境を乾燥から守り、常に健康な状態にしてくれます。
育毛とは直接的な効果はないものの、頭皮の乾燥からのトラブルを守り、育毛がしやすい環境を作ってくれます。

コンドロイチンは脱毛症などの薬に活用される他、コレステロールと脂質を除去する

コンドロイチンは、成長期には体内で生成されますが、加齢とともに、体内でのコンドロイチンの生成が減少し、体外からの補給が必要になります。

コンドロイチンは、多くの医薬品に用いられており、関節の痛みや代謝を正常化させるなどの作用が報告されています。
ネフローゼ症候群や関節リウマチ、髪経痛、五十肩、夜尿症、そして脱毛症などの薬に活用されます。

また、コレステロールと過酸化脂質を除去することから、動脈硬化防止骨折の治療促進などに用いられた研究もあります。

鎮痛薬や非ステロイド系抗炎症薬との併用で、股関節や膝の変形性関節の痛みが軽減したと言う報告も確認されています。
また、膝の変形関節症患者に置いて、コンドロイチン硫酸と塩酸グルコサミン、アスコルビン酸マンガンの併用が、痛みを改善させたとする報告もあります。

コンドロイチンを含む食品

コンドロイチンを含む食材は以下となります。

◆動物性

  • フカヒレ
  • うなぎ
  • ドジョウ
  • ヒラメ
  • なまこ
  • 鶏の皮
  • 牛・豚・鶏の軟骨

◆植物性

  • オクラ
  • 山芋
  • 里芋
  • 納豆
  • なめこ

コンドロイチンを摂取する際の注意点

グルコサミンは食事による摂取量だけでは健康効果を期待するには少なく、老化防止のためのコンドロイチンを含んだサプリメントが多く使われています。

サプリメントでは、主にサメの軟骨や牛の軟骨を原料にしています。
中高年の関節の痛みなどに対して使用するときは変形性関節症や腰痛に聞くとされているグルコサミンを併用することもあります。

まとめ

コンドロイチンは育毛に直接かかわるような効果は確認されていません。
しかし、脱毛症の薬に利用されるなどしています。

また、その保湿力により、頭皮を乾燥のトラブルから守ります。

育毛をする上で、頭皮環境を正常に保つことは大切です。
髪の毛が健康に元気に成長する環境作りをすることを常に頭の中に入れておきましょう。

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