お蕎麦ってホントにおいしいですよねー。
歳をとるにつれて、ますます好きになっていきます。香りもいいし、すすったときの喉越しもたまらないです。
そんなお蕎麦ですが、に日本人が古くから親しんで食べられており、そばに含まれる栄養成分の中でも代表的なルチンには、高血圧や動脈硬化に有効な働きをしてくれます。
さらに蕎麦は育毛に効果のある食べ物と密かに言われています。
育毛に効果があるのは、蕎麦の中に含まれている「ルチン」という成分で、体内の血管を拡張する効果、ビタミンCの吸収を促す効果があり、どちらも育毛に重要な役割をします。
蕎麦はそもそも中国が原産で、寒い場所や雨が少なく水があまりなく、米が育ちにくい土地でも簡単に育てることができるので、山間部を中心に蕎麦の栽培が進められてきました。
蕎麦にはルチンの他にも、トリプトファン、スレオニン、リジンなどの必須アミノ酸も豊富に含まれているので、だるくなったり、疲れたりしたときに食べたくなるのは理にかなっているということになりますね。
今回は蕎麦(ルチン)と育毛の関係を紹介します。
目次
蕎麦(ルチン)の育毛に対する効果・効能・メリット
ルチンは直接育毛に効果があることはありませんが、間接的に育毛に関係する成分です。
ルチンには以下のような効果があるとされています。
- 頭皮の毛細血管を強化し、高血圧や動脈硬化の予防をする
- ビタミンCの吸収を促す
以下で、蕎麦に含まれるルチンの効果を紹介します。
蕎麦のルチンは毛細血管を強化し、血流をよくする育毛への効果
髪の毛を育てるためには、毛根に髪を形成するための栄養素が必要になります。
蕎麦を食べてルチンを吸収することで毛細血管が強化され、血液の流れがスムーズになり、髪へ栄養素が行き届きやすくなります。
間接的ではありますが、しっかり育毛をサポートしてくれます。
蕎麦に豊富に含まれている「ルチン」はビタミン様物質でビタミンPや柑橘類の色素であるフラボン類とあわせてフラボノイド化合物と呼ばれることもあります。
フラボノイド化合物はビタミンCの吸収を助け、毛細血管や血管壁を強化することで高血圧や動脈硬化、出血性疾患に有効に働きかけてくれます。
育毛に関わるビタミンCの吸収を促進
ルチンを含むビタミンPは、水溶性のビタミン様物質です。
ビタミンCを助けてコラーゲンの合成を促進し、血管を強くしてくれる働きがあります。
ビタミンCには頭皮の皮膚、粘膜を健康な状態に保ち、抗酸化作用などの働きがあります。
さらに、コラーゲンを合成する働きがあり、近年の育毛の研究でも健康な髪の毛の維持にはコラーゲンが非常に重要であることがわかっています。
また、ビタミンCの吸収率を高めると同時に、酸化を防いで効力を増強させる力もあります。
さらに、毛細血管は栄養素や酸素を交換するため、血管の中から血管の外への出這入り(透過性)を保たなければいけませんが、ビタミンPはこの透過性の過剰を防ぎ、栄養分の流出や病原菌の侵入を防ぐ働きもしてくれます。
ルチンは蕎麦を茹でると成分が溶け出すので、なかなか取りにくいという欠点がありますが、蕎麦屋でざるそばを注文すると最後にそば湯が出てきます。
そば湯には溶け出したルチンがあるので、ぜひ蕎麦を食べるときは、そば湯まで頂くようにしましょう。
※別の話では実はルチンは蕎麦ゆにはそんなに入っていないと。しかし、ビタミンBなどの栄養素は豊富に含まれているようです。
蕎麦(そば)を摂取する際の注意点
蕎麦を食べるときに一番気を付けていただきたいことは、アレルギーです。
アレルギーに関連する原因物質として、そばアレルギーがあります。
今は加工食品などにアレルギーに関連する表示が義務付けられていますが、ひどいアレルギーの方は避けるようにするか、医師と相談をするようにしてください。
蕎麦のアレルギー症状として、アレルギー性鼻炎、ぜんそく、アナフィラキシーを起こすことがあるので注意しましょう。
まとめ
蕎麦の中に含まれている「ルチン」は育毛には直接関係のない成分ですが、育毛をするために必要な、頭皮の毛細血管の強化、ビタミンCの吸収を促進する効果があります。
それぞれどのような効果があるかというのは以下となります。
- ルチンは頭皮の毛細血管を強化し、血液の流れを改善することで、髪に必要な栄養素を届けやすくする
- ルチンはビタミンCの吸収を促進し、コラーゲンの合成を促進することで育毛の効果を向上する
蕎麦は育毛だけでなく、体を健康にし、ダイエットの効果もあるので、いいことばかりです。
ぜひ、育毛をされている方は今回の記事を参考にしてくださいね。
それでは!
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