それではこのビタミンDですが、薄毛や抜け毛に対してどれほどの育毛効果があるのでしょうか。
ビタミンDも育毛をするに当たり重要な栄養素となります。
なんと、活動を休止してしまった毛母細胞を再び活性化し、発毛を促す働きがあります。
ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を促進し、強い骨や歯を作るビタミンです。
ビタミンDは「イワシ」、「サケ」、「ウナギ」などの動物性食品に多く含まれています。
特に皮の部分に豊富に含まれているので、皮ごと一緒に食べることによって効率よく摂取することができます。
また、キノコ類には、エルゴステロールというビタミンDの前駆体が含まれており、紫外線に当たることによってビタミンDに代わります。
生のしいたけなどは2~3時間天日に干すだけでビタミンDの保有率がアップします。
今回は、ビタミンDの育毛への効果について紹介しますので、気になる方は参考にしてください。
目次
ビタミンDの育毛に対する効果・効能・メリット
健康は頭髪の頭皮の細胞は通常2年~6年周期で毛髪を生産し、数週間~数か月休止し、それからまた、毛髪の生産活動に戻るというサイクルを繰り返します。
薄毛に悩む方の多くは、この毛髪の生産活動のサイクルが正常な状態ではなく、毛髪を生産する細胞が休止状態のまま活動をしていない状態になっています。
このような、休止状態になってしまった細胞(毛母細胞)を再び活性化させる働きを持つのがビタミンDとなります。
ビタミンDを摂取することで、毛母細胞を活性化し、毛髪の生産活動を正常に行ってくれるようになります。
ビタミンDは毛母細胞を活性化し育毛効果もあるが、血中のカルシウム濃度をコントロールする働きもある
ビタミンDの効果が解明されてからは、世界中で研究が進められ、幹細胞にビタミンDを直接注入した際、これらの幹細胞から毛が生える細胞を生み出すことにも成功をしています。
また、ビタミンDは血中のカルシウム濃度をコントロールする効果があります。
カルシウムも育毛にとっては直接の効果はありませんが、重要な栄養素の一つです。
ビタミンDは肝臓と腎臓を経由し、活性型ビタミンDに変換されます。
活性型のビタミンDは、小腸でカルシウムとリンの吸収を助けるほか、カルシウムの血中濃度を高める効果があります。
こうするとこでカルシウムが骨に沈着し、骨が形成されていきます。
また、逆に血中のカルシウム濃度が低下すると骨からカルシウムを放出し、血中のカルシウム濃度を補います。
このように、ビタミンDの働きにより、血中のカルシウム濃度の調整が行われます。
育毛によいビタミンDを含む食品
ビタミンDが多く含まれる食品は以下となります。
- きくらげ(乾燥)
- アンコウの肝
- しらす干し
- イワシの丸干し、みりん干し
- 煮干し
- すじこ
- うなぎ
- サケ
- 干し椎茸
ビタミンDを摂取する際の注意点
ビタミンDが体内から欠乏すると、成人では骨が変形して脊椎が曲がってしまう「骨軟化症」や骨量が減ってしまい、骨がスカスカになってしまう「骨粗しょう症」を引き起こす可能性があります。
骨軟化症は妊婦や授乳中の女性に多い病気です。
また成長期の子供は背骨や足の骨が曲がってしまう「くる病」を引き起こします。
さらに、人間の皮膚にはビタミンD前駆体というものが存在しています。これは紫外線に当たることによってビタミンDに変化されます。
このため、日光に当たる機会が多い人は欠乏症になる心配はありませんが、紫外線を浴びる機会が少ない人は不足しがちなので、できる限りサプリメントなどで補うようにしましょう。
普段の食生活を送っていれば過剰症を引き起こす心配はありませんが、、サプリメントを大量摂取すると、吐き気を伴う「高カルシウム血症」や「肝機能障害」などの過剰症に繋がる可能性があるので注意してください。
いくら、育毛をするからと言って、多くの量を一気に摂取しても過剰摂取で逆効果。
育毛よりも別のことで入院しちゃいますよ!
まとめ
今回はビタミンDを紹介しました。
ビタミンDも育毛にとっては重要なビタミンとなるので、心当たりのある方は積極的に摂取するようにしてくださいね。
- ビタミンDは活動を休止した毛母細胞を活性化し、毛を生やす効果がある
- 育毛には直接は関係はないが、血中ののカルシウム濃度をコントロールする
- ビタミンDのサプリメントを大量摂取すると副作用で過剰症になることがあるので、一日の摂取量を守り、必要な場合は専門医に相談すること
以上、ビタミンDの育毛に対する効果でした。
これから育毛をしようと思う方、今薄毛や抜け毛で悩んでおり、心当たりがある方は今回の記事を参考にしてくださいね!
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