核酸は髪の毛の成長にとって大切な働きをもつ成分です。
核酸を摂取することにより、頭皮環境の改善をするための効果があり、新陳代謝の向上、血行促進、抗酸化作用、免疫力の向上があげられます。
核酸は生命の遺伝を司り、細胞の新陳代謝に不可欠です。
遺伝子情報を持つ高分子のDNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)を合わせて核酸と言います。
動物や植物の細胞核の中にあり、生命の遺伝を司る役割を担っています。
DNAは新しい細胞作ること、細胞分裂に当たって遺伝情報を伝え、RNAがその情報をもとにアミノ酸を結合させ、タンパク質を合成します。
核酸は細胞の新陳代謝に欠かせない成分です。
今回は核酸と育毛の関係を紹介します。
目次
核酸の育毛に対する効果・効能・メリット
核酸を摂取することにより、育毛に関する効果が確認されています。
核酸の育毛に関する効果として上記でも説明しましたが、以下で詳細を説明します。
- 新陳代謝の向上:
核酸を摂取することで新陳代謝が促進され、髪の毛の成長サイクルを正常にし、健康な髪の毛が育ちます。 - 血行促進:
核酸を摂取することで血流がよくなり、髪の毛に必要な栄養素をスムーズに運ぶことができます。 - 抗酸化作用:
核酸にはアンチエイジングの効果があり、この抗酸化作用で、老化の進行を防ぐ効果があります。
老化が早まることによって皮膚や細胞が衰え、薄毛や抜け毛の原因となります。 - 感染症予防:
核酸は体内の免疫を高める働きがあります。もちろん頭皮環境を改善し、免疫力を高めることで、外部から頭皮にかけての感染症の予防をし、毛穴への侵入を防ぎ頭皮の炎症などを防ぐ働きがあります。
育毛に効果がある核酸は20歳をすぎると減少していく
核酸は髪の毛を成長させるために細胞分裂する毛母細胞を活性化する重要な働きがあります。
この毛母細胞が細胞分裂を活発に繰り返すことで、髪の毛を健康に成長させます。
さらに核酸は血管を拡張させる働きで血行を促進する効果があります。
このことにより、頭皮の血行が促進されることにより、毛母細胞に十分な栄養素が送られ、毛母細胞は活発に細胞分裂し、健康な髪の成長へと繋がっていきます。
しかし、核酸は20歳をすぎると減少していくので、育毛をしている方は生活に核酸を含む食品を取り入れることが大切です。
核酸は癌(がん)や認知症の改善に効果
酢酸は細胞修復で老化予防の効果があり、ガンの予防や認知症の改善にも役に立ちます。
核酸は細胞の増殖や活性を促すため、老化を防ぐと考えられます。
核酸が不足したり機能しなかったりすると細胞の新陳代謝が正常に行われなくなり、老化につながります。
また、正常な細胞分裂が行われず、いわゆる細胞の遺伝子の情報ミスが起こると、老化現象だけでなく、がんなどの疾病が発生します。
脳髪経はほとんど細胞分裂をしませんが、核酸の働きによって修復や活性が促され、アルツハイマー型認知症の改善にも役立つことが期待されています。
さらに血流をよくして冷え性の改善や貧血の予防、また手術前後や火傷の治療における細胞の損傷修復治癒の促進にも役立ちます。
また、最近では国立がんセンターが乳がん治療に対する核酸の薬理効果を明らかにし、核酸医薬で初の純国産かを目指すと報告もされています。
核酸を含む食品
核酸を多く含む食品は以下となります。
- サケの白子
- ちりめんじゃこ
- 煮干し
- 鰹節
- イワシ
- アジ
- さんま
- カツオ
- 大正海老
- 車海老
- 鶏・牛レバー
- 酵母
核酸を摂取する際の注意点
高血圧の方は、核酸中のプリン体が痛風の原因となる可能性があるので摂取のしすぎには注意しましょう。
また、妊婦が核酸のサプリメントを摂取することでDNAが胎盤を通過して変異原となる可能性があると言う説があるので控えるようにしてください。
サプリメントとしての核酸を含む乳児用ミルクに関しては小児に対しては問題ないと言われています。
できる限り、医者に相談しながらサプリメントをとるようにしましょう。
まとめ
核酸は髪が健康に成長するために重要な働きをする成分の一つです。
主に以下の様な働きをします。
- 核酸は新陳代謝を促進し、髪の毛の成長サイクルを正常に保ち健康な髪の毛を作る
- 血行を促進し、髪の毛を成長させる毛母細胞の毛細血管に栄養素をスムーズに運ぶ
- 核酸による抗酸化作用によりアンチエイジング効果があり、老化の進行を防ぎ、髪の毛の細胞を活性化させる
- 感染症の予防により、頭皮の炎症を防ぐ
核酸は上記でも説明しましたが、20歳をすぎる頃には年々減少していきます。
育毛活動をしている方は、日々核酸を摂取することを意識して、食事をすることをオススメします。
核酸をとれば育毛に繋がるということは人それぞれですが、基本はバランスのとれた食事と日々の規則正しい生活をすることが一番大事ですよ。
それでは!
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