グレープシードはぶどうの種子から抽出されたエキスで、細胞膜や毛細血管を強くする働きがあり、育毛効果があると言われています。
この育毛効果により、髪の毛が生えるための「ヘアサイクル」を正常に整え、抜け毛や薄毛などを予防、頭皮環境を改善します。
さらに、グレープシードは頭皮の毛細血管を強くし、髪の毛に必要な栄養素をスムーズに行き渡らせてくれます。
ぶどうの種子から抽出されたグレープシードエキスは高い抗酸化作用があり、フランスでは古くから心臓病などの血管治療薬として使用されています。
フランス人は肉や乳製品をたくさんとるのに動脈硬化や心筋症にかかる確率が低いと言われています。
このフレンチパラドックス解明の鍵となったのが、「赤ワイン」でした。
そこで赤ワインに含まれる成分を研究した結果、プロアントシアニジンというポリフェノールの一種が発見されました。
グレープシードの主な有効成分はこのプロアントシアニジンと言われています。
目次
グレープシードの育毛に対する効果・効能・メリット
グレープシードは栄養素が豊富に含まれており、育毛に効果が期待できる食材です。
グレープシードオイルは、ブドウの種子から抽出されたもので、主にオレイン酸とリノール酸が主な成分となっています。
効果としては血液中の中性脂肪と悪玉コレステロールを減少させたり、善玉コレステロールを増やしたりします。
さらにグレープシードは頭皮の毛細血管を強くする効果があり、この効果により髪の毛に必要な栄養素が行き届きやすくします。
髪の毛に栄養が届きやすくなることにより、髪の毛の成長に必要な細胞分裂をサポートします。
さらに、グレープシードに含まれている「プロアントシアニジン」は育毛効果を向上させる成分です。
これは、ポリフェノールの一種で、育毛効果が期待できる食材のうちでも、特に高い効果があります。
プロアントシアニジンの抗酸化作用は細胞の廊下を防ぎ、アンチエイジングの効果があり、頭皮環境で言うと、髪の毛を作るための毛母細胞を活性化し、細胞分裂の働きが活発になることで、髪の毛を成長し、育毛として重要な役割をします。
グレープシードの有効成分であるプロアントシアニジンの作用としては、細胞の老化を防ぐ抗酸化作用の他にも、関節炎などの症状を暖和する抗炎作用、視力や網膜の保護、静脈瘤の症状の暖和などがあり、抗酸化力はビタミンEの5倍もあるという研究結果もあります。
欧州では血管治療薬として使用されている他にも、米国では大腸ガン、白内障、胃潰瘍などの予防食品として採用されています。
日本での研究でも、プロアントシアニジンをとることで、血管内のLDLコレステロールが悪玉の酸化LDLに変わるのを防ぐため、脂質異常症や動脈硬化の予防に効果があることが確認されています。
さらに皮膚の色素沈着を改善し、疲労回復に効果があるという結果も発表されています。
グレープシードは強い抗酸化力を持つため、サプリメントや食品の素材だけでなく、酸化による製品劣化防止や化粧品への利用も進められています。
グレープシードを摂取する際の注意点
グレープシードエキスの摂取量の目安は、一般的な健康維持のためであれば、1日50〜100mgです。
赤ワインはぶどうの種ごと発酵させるので、プロアントシアニジンの効果をそのままとることができます。
ワイングラス2杯程度が適量で、特に渋みが強い品種に多く含まれているようです。
ぶどうの種子から作られたグレープシードオイルでもプロアントシアニジンを摂取することができます。
サラダドレッシングに大さじ1杯のグレープシードオイルを使うと、ワインと同様の効果が望めると言われています。
まとめ
グレープシードオイルは育毛に効果のある食材です。
前回のオリーブオイル同様、以下の効果があります。
- グレープシードオイルは頭皮の毛細血管を強くし、血行促進をすることで髪の毛に必要な栄養素を送り届けやすくする
- グレープシードオイルは抗酸化作用があり、髪の毛の成長に必要な毛母細胞の活性化を促進する効果がある
グレープシードオイルも、オリーブオイルもスーパーなど市販でも手軽に購入できるので、日々の食材に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、オリーブオイルと育毛に関する記事はことらを参考にしてください。
それでは!
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