L-カルニチンは薄毛や抜け毛に対して直接的ではありませんが、育毛の効果を発揮してくれます。
L-カルニチンの効果は新陳代謝を促進し、全身の血行を良くします。
そもそも、L-カルニチンですが、副交感髪経や運動髪経から出る髪経伝達物質で「アセチル-L-カルニチン」は人間の脳に働きかけます。
L-カルニチンは肝臓で少量だけ作られる特殊なアミノ酸です。
その他の摂取方法は羊肉や牛肉などの肉類からの接種することができます。
体内で作られるL-カルニチンの約1割は「アセチル-L-カルニチン」の状態です。
アセチル-L-カルニチンはL-カルニチンが脂肪燃焼や疲労回復などの効果をもたらすのに対して、脳内で作用することが主な働きとなっています。
能には血液脳関門と呼ばれる障壁があり、ほとんどの物質はこの障壁より先には進めません。
しかし、アセチル-L-カルニチンは血液脳関門も通り抜け、脳に到達することができ、慢性疲労症候群の症状を軽減したり、軽度の認知機能障害を抑え、不安状態も抑えてリラックス効果を与えることが確認されています。
薄毛や抜け毛の原因の一つとしてストレスが原因のものもあります。
アセチル-L-カルニチンのリラックス効果でストレスと軽減することによってストレスによる頭皮環境の改善にも役に立つことが期待されます。
目次
L-カルニチンの育毛に対する効果・効能・メリット
L-カルニチンは上記で説明したように新陳代謝を上げる効果が確認されています。
新陳代謝が良くなることにより、血行促進をうながし、頭皮の血行もよくなり育毛対策に効果を発揮してくれます。
また、髪の毛は毛母細胞の細胞分裂によって形成されます。
カルニチンは簡単にいうとこの細胞分裂を活性化させるために必要な栄養素と言われます。
L-カルニチンは、体内で生成はされますが、やはり年齢をとっていくうちに生成される量は減っていきます。
歳をとるごとに髪の毛を育てる栄養は減っていく一方なので、カルニチンが含まれている食品を摂取することも大切です。
ちなみにですが、あくまでカルニチンは直接育毛に関係するものではなく、髪の毛を形成していく過程で必要な栄養素の一つにすぎない仲介役的なものなので、そのほかの栄養素もバランスよく摂取することが大切ですよ。
L-カルニチンはアルツハイマー病の改善にも効果がある栄養素
L-カルニチンはアルツハイマー病の改善作用があるといわれています。
アセチルコリンという物質は副交感髪経や運動髪経端末から放出される髪経伝達物質で、アセチルコリンの量とアルツハイマー病の初期症状改善との間に関連があることが、近年明らかになってきました。
アセチル-L-カルニチンが、脳内のアセチルコリンの量を増加させる働きを持つことから、アルツハイマー病初期症状の改善や進行を遅らせる可能性があるといわれています。
特に66歳以下の患者や進行が速い患者で効果が現れるということも確認されています。
高年者の気分の変化、うつ症状を軽減する効果、認知機能や記憶を改善する効果も確認されています。
また、抗ガン剤投与によって発生する疼痛(ずきずきうずくような症状)を伴う末梢髪経障害に対して、アセチル-L-カルニチンを同時に使用すると末梢髪経障害の発生を抑制し、末しょう髪経障害が発生してしまった状態での使用でも症状軽減に効果があるといわれています。
さらに、アセチル-L-カルニチンとL-カルニチンとの組み合わせで摂取したところ、不妊症の男性の精子の運動機能が改善したということも確認されています。
L-カルニチンを含む食品
L-カルニチンを多く含む食品は以下となります。
- 羊肉(マトン、ラム)
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 牛乳
L-カルニチンを摂取する際の注意点
L-カルニチンは過度な摂取で吐き気などの副作用をもたらす可能性があるので注意してください。
医療目的で使用するときは、血液の血球数、肝機能、腎機能をモニターするのが望ましいといわれています。
過度な摂取で吐き気、嘔吐、】興奮などの症状が発生する可能性があるので、使用には注意するようにしましょう。
まとめ
L-カルニチンは新陳代謝を上げ、体の血行を良くし、髪の毛の周りにある毛細血管の血流を良くする作用が期待されます。
血行が良くなることで、髪の毛の周りの毛細血管に流れる血液がスムーズに流れ、髪の毛に必要な栄養素も送られます。
髪の毛に直接効果があるものではありませんが、育毛をするための体の改善、血行促進を促してくれる大切な栄養素です。
是非、心当たりのある方は、参考にしてください。
コメントを残す