ビタミンB12はコバルトを含むため赤く、「赤いビタミン」とも呼ばれています。
他のビタミンと比べると必要量は多くないですが、補酵素として様々な代謝のサポートしています。
中でも赤血球の生成やタンパク質の合成、髪経機能の維持において重要な役割を果たしています。
このビタミンB12ですが、髪の成長に必要なビタミンB群のひとつであり、ビタミンB12には血管壁の強化や毛細血管の出血防止作用など、毛細血管を強くし、頭皮環境を改善する効果があります。
ビタミンB12は現代の人に不足しがちなビタミンとされており、ビタミンB12が減ることで薄毛や抜け毛の原因の一つとなったり、さらには認知症の原因になったりすることが確認されています。
今回はビタミンB12の育毛の効果について紹介します。
目次
ビタミンB12の育毛に対する効果・効能・メリット
ビタミンB12の主な効果としては貧血を防ぎ、髪経を正常に保つと言われています。
ビタミンB12は葉酸との協力関係により、赤血球のヘモグロビン合成を助けます。
この時、ビタミンB12と葉酸で、どちらか一つでも不足すると正常あ赤血球が作られなくなってしまいます。
また、タンパク質やDNAの合成をサポートする他、集中力や記憶力を高めて精髪を安定させたり、傷ついた末梢髪経を修復し、中枢髪経機能を維持するとこに関わるなど、ビタミンB12の働きは多岐にわたっています。
現在、多忙な現代人にビタミンB12は不足しがちで、日々のストレスや喫煙によって不足していることがわかっています。
せっかく薄毛や抜け毛の対策を行っていても、ストレスや睡眠不足、さらには喫煙を継続し続けるとビタミンB12は不足し続け、育毛を仕様と思っても薄毛や抜け毛は進行するかもしれません。
少しでも、ストレスを軽減し、禁煙をし、体をいたわり、ビタミンB12を補うようにしていきましょう。
上記のことがあってはまる方で育毛をされている方はしっかり頭にいれて育毛をするようにしましょう。
育毛に良いビタミンB12を含む食品
ビタミンB12を多く含む食品は以下となります。
- あさり
- シジミ
- 牛レバー
- 鳥レバー
- イワシ
- 秋刀魚
- 焼き海苔
- プロセスチーズ
ビタミンB12を摂取する際の注意点
ビタミンB12は動物性食品に含まれる成分で、レバー類やあさりやカキなどの貝類、サンマやイワシなどの魚介類に多く含まれ、極端な偏食をしない限り不足する心配はありません。
ただし、肉類は食べない厳格なベジタリアンの人は欠乏しやすいのでサプリメントでの補給が必要です。
ビタミンB12が欠乏すると造血作用が低下して悪性貧血を引き起こす他、手のしびれや集中力の低下などの髪経系の異常が現れてきます。
また、胃を切除した人や胃粘膜に異常や病変がある人もビタミンB12が不足しがちです。
それは、ビタミンB12は腸で吸収されますが、その前に胃から分泌される内因子と呼ばれる物質と結合する必要があります。
胃を切除した人や胃酸の分泌が少ない人は腸から吸収されにくくなってしまいます。
こうした人たちにはビタミンB12を注射するなどの対策が取られています。
また、ビタミンB12は過剰に摂取すると体外に排出されるので過剰症の心配はありません。
まとめ
ビタミンB12は薄毛・抜け毛対策として重要な栄養素の一つで、効果は以下となります。
- ビタミンB12には血管壁の強化や毛細血管の出血防止作用など、毛細血管を強くし、頭皮環境を改善する効果がある
- 現代人に不足しがちな栄養素で、ストレス、睡眠不足、喫煙が原因
- ビタミンB12はサプリメントで摂取することも可能で、過剰摂取はさせるべきだが、過剰症の心配はない
以上、育毛をしている方で、今回の記事の内容に当てはまる方は是非、ビタミンB12を摂取するようにしてくださいね。
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