スイカやメロンなどに含まれるシルトリンですが、効果として血管を拡張する作用があります。
血管を拡張することにより、血行が促進され、髪の毛に必要な栄養が行き届けやすくなり育毛の効果が向上します。
シトルリンはスイカから発見されたアミノ酸です。
シトルリンは1930年に日本でスイカから発見された遊離アミノ酸の一種です。
遊離アミノ酸はタンパク質とは結合せず、一つ一つのアミノ酸の状態で体の中に存在しています。
シトルリンはスイカから発見されたように、ウリ科の植物に多く含まれており、一酸化窒素を作り出すことを促すことで、血管を拡張させる効果を持ちます。
そのことにより、血流がよく流れるようになります。
また、尿素の働きにも重要な成分で、肝臓でアンモニアを無毒な尿素にする働きに大きく関わっています。
日本ではシトルリンが食品成分としても利用可能となり、健康食品として利用されています。
また、欧州では医薬品の成分として使用され、アメリカではサプリメントとして注目を集めています。
今回はスイカに含まれるシトルリンと育毛の関係について紹介します。
目次
シトルリンの育毛に対する効果・効能・メリット
シルトリンにはなぜ血流を良くする効果があり、育毛にいいとされているのかというと、シルトリンを摂取すると体内で一酸化窒素が生成されるのをサポートする働きがあり、その一酸化窒素が体内の血管を拡張する働きをします。
シルトリンを摂取することで、体内の一酸化窒素が生成されやすくなり、それにより血管が拡張され体内の血流量が増えます。
シルトリンの血管を拡張させる効果により、髪の毛の生成に必要な栄養がスムーズは運ばれ結果的に育毛につながります。
シトルリンは血流の流れを改善させる効果
シトルリンは血流を改善させることができます。
それにより、むくみや冷えの改善、新陳代謝の向上、筋力や勢力の向上などに効果が期待されています。
むくみは、人の体内に余分な水分や老廃物が蓄積されて起こる症状です。
特に筋肉量が少ない女性に多い悩みで、冷え性も女性に多い症状です。これは血管の血行不良が主な原因です。
シトルリンがも血管を拡張させる作用は、抹消血管で効果を示し、血流を改善し、むくみや冷え性を改善します。
また、シトルリンは天然保湿因子を構成するアミノ酸の一種でもあります。これは肌の美しさを保つ作用があります。
また、天然保湿因子とは、角質層や角質細胞の中に存在し、水分を保持する力を持つ物質です。
シルトリンは新陳代謝を活性化させる
シトルリンは新陳代謝を活性化させ、ターンオーバーという肌の生まれ変わりを促進させる効果もあります。
また、疲労の原因物質であるアンモニアを肝臓内で尿素にかえ、体外へ排出する作用があるため、疲労の回復に効果があります。
さらにシトルリンが産生を促進するを促進する一酸化窒素は運動時のパフォーマンスに対し良い影響を与え、運動後の筋肉痛をお抑制する効果も期待されています。
シトルリンの摂取で成長ホルモンの分泌が促されるため、筋力の増強効果との相乗効果が期待されます。
シトルリンを含む食品
シトルリンが多く含まれる食品は以下となります。
- スイカ
- メロン
- 冬瓜(とうがん)
- きゅうり
- にがうり
- ヘチマ
- クコの実
- にんにく
シトルリンは上記のようにウリ科に多く含まれます。
シトルリンを摂取する際の注意点
降圧剤(こうあつざい)を服用している人は、摂取を控えるようにしましょう。
血管関連の持病がある人は医師や専門医に相談した上で使用するようにしましょう。
まとめ
シルトリンは血管を拡張させ、血液の流れをスムーズにしてくれる働きがあります。
そのことにより、育毛をしやすい頭皮環境を整える効果があります。
シルトリンは副作用がないといわれていますが、上記の注意事項のように血管関連の薬を常用している方は摂取をしないようにしましょう。
シルトリンはスイカなどに含まれる天然の成分で副作用もないといわれていますが、その分即効性は期待できません。
シルトリンを育毛の一環として摂取し、薄毛や抜け毛の改善として使用するのであれば、即効性を期待するのではなく、長い目でみて長期で摂取することをおすすめします。
それでは!
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