薄毛や抜け毛に悩まされている人の多くは育毛剤を使用しますが、育毛をする前に育毛シャンプーを使う人がほとんどではないでしょうか。
しかし、この育毛シャンプーでも落ちないのは酸化した皮脂の汚れとなります。
育毛シャンプーでもこの酸化した皮脂の汚れを落とすものもありますが、一緒に必要な皮脂まで根こそぎ落としたりもします。
酸化した皮脂の汚れは「酸化汚れ」とも呼ばれ、この汚れは脱毛を促します。
そこで、今回はこの頑固な酸化汚れを分解して除去するオイルパックと作り方を紹介します。
目次
脱毛の原因である「酸化汚れ」を分解するオイルパックの育毛法
皮脂は頭皮の乾燥を防ぎ、雑菌が繁殖しないように弱酸性に保つ作用があります。
しかし、皮脂は分泌されてから48時間経つと徐々に酸化が始まり、過酸化物質に変化します。
過酸化物質はシャンプーやトリートメントなどの流し残し、汗やホコリと混ざって頭皮や毛穴周辺にこびりついて「酸化汚れ」となります。
この酸化汚れはシャンプーではきちんと落とすことができないほど頑固な汚れです。
このような汚れにはオイルパックが効果を発揮します。
オイルパックはシャンプーでは取れない酸化汚れを取ることができます。
皮脂の汚れは元は脂です、オイルパックを使うことで脂を油で溶かすという仕組みになります。
天然成分100%のオイルパックを使ってシャンプーでは取れない皮脂の酸化汚れを溶かす
オイルパックのオイルは、植物性の天然成分100%のものを使用するようにします。
例えば以下のようなキャリアオイル(直接地肌につけられるオイル)がおすすめです。
- ホホバオイル
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
- セサミオイル
- 椿オイル
- アボカドオイル
上記のキャリアオイルはオイルパックの基盤となり、アロマショップやネット通販で簡単に購入することができます。
また、このようなキャリアオイルは植物由来ですから、肌に対する悪影響がありません。
また、添加物のない天然成分100%であるため、肌になじみ浸透します。
注意することは、食用オイルを使わないようにしてください。
食用油も植物由来ですが、肌に直接つけることを想定しない製法で作っています。
また、肌に優しいと言われるベビーオイルも科学的に合成した鉱物油が使われていることがあるので使わない方がいいです。
さらに女性がメイク落としで使うクレンジングオイルも頭皮への塗布は不向きなのでやめるようにしましょう。
化粧品の成分を分解するほど強いので頭皮には刺激が強すぎます。
育毛「オイルパック」の作り方
頭皮環境を改善する「オイルパック」の作り方ですが、いたって簡単です。
キャリアオイルをそのまま塗布するということもできますが、今回は以下のような割合で作ります。
キャリアオイル(ホホバオイル、椿オイル)99%にアロマオイル1%を容器に入れてよく振って混ぜ合わせる
容器は、100円ショップに売っているようなハチミツやドレッシングを入れる容器がおすすめです。
また、アロマオイルを選ぶときは成分表がラベルに表示されており、「〇〇オイル100%」と書かれているものにします。
アクセサリーショップや雑貨店で売られているようなアロマオイルは成分分析表が表示されていないものが多く、こうした商品には添加物が入っているので使用しないようにしましょう。
育毛「オイルパック」の使い方
オイルパックの使い方は以下となります。
- 37〜39℃のぬるま湯で髪を濡らす
- 髪を軽めにタオルドライする(オイルをなじませるため)
- 頭頂部から地肌に直接オイルを塗るように抽出する
使用するキャリアオイルの量は以下とする- ショートヘア>15ml
- ミディアムヘア>20ml
- ロングヘア>25ml
- 2〜3分間、頭皮をマッサージする。手のひらを使い、耳の上の頭皮を上に持ち上げるようにして押し上げる。これでオイルを頭全体になじませる
- マッサージ後、少し時間を置いてから、2回シャンプーをする
まとめ
オイルを使うと翌日もしっとりします。
酸化汚れはそれほどたくさん作られるわけではないので、オイルパックは毎日行う必要はありません。
オイルパックの経験がない人はまずは週に1回を1ヶ月ほどやってみてください。
地肌もよくなり、頭皮の臭い匂いもなくなってきます。
慣れてきたら、月に2,3回程度に減らし、それからはこの頻度で実施するようにしましょう。
ただ、夏場に限っては酸化汚れができやすい時期なので、オイルパックは週に1回は行うことをおすすめします。
それでは!
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