男性の薄毛や抜け毛は一般的に男性型脱毛症(AGA)と呼ばれています。
AGAには薄毛の進行度などで、様々な種類があります。
前頭部からM字に薄くなっていく人、頭頂部から薄くなっていく人様々です。
現在では、このAGAに対して効果を発揮する内服薬が医療機関で処方されています。
もし、AGAになってしまったら、どのようにすればいいのか、遺伝子レベルだからどうしようもないと思ってはいけません。
現在医療機関では効果的なAGAの治療法はありますので、紹介しますね。
AGAについての記事はこちらも参考にしてください。
目次
AGAはシャンプーやヘッドスパでは治らない!AGAの治療薬「フィナステリド」、「プロペシア」と「ザガーロ」で育毛効果改善
AGAの治療薬として、推奨されているのが内服薬・外用薬の服用です。
まず、一般的に内服薬として進められているのは「フィナステリド」内服です。
フィナステリドは、アメリカの製薬会社が開発した薬で、元は前立腺肥大を改善するためにものでしたが、この薬を飲んだ患者は、ヒゲや髪の毛が伸びる「多毛症」の症状が現れました。
そもそも前立腺肥大の原因となるのは、「DHT」です。
これが、前立腺の受容体と結合し、成長を促進して前立腺肥大やがんを引き起こします。
フィナステリドはDHTの働きを阻害し、薄毛や抜け毛の改善をする効果がある
フィナステリドは、このDHTの生成を阻害しする働きがある薬となります。
AGAは5αリダクターゼと男性ホルモンのテストステロンが結合することで生まれたDHTによって起こります。
フィナステリドはこの5αリダクターゼの作用することにより、テストステロンをDHTに変換することを阻害し、この2つが結合したとしても、DHTができないように働きかけます。
これにより、頭髪のヘアサイクルが短縮されることなく、脱毛が起きないようになります。
フィナステリドはもともと前立肥大のための薬でしたが、これにより、AGA治療にも効果を発揮することとなったわけです。
日本ではAGAの治療薬として「プロペシア」・「ザガーロ」が商品化される
アメリカでは、フィナステリドは1997年にAGAの治療薬として認可されています。
以来、世界の60カ国以上で承認されています。
日本では2005年に厚生労働省によって承認され、「プロペシア」という名前の薬として商品化されています。
プロペシアは1日1回、1錠を最低半年間服用すると、効果が現れてきます。
アジア人のAGAには約90%の割合で効果があると言われています。
ただし、ヘアサイクルの短縮を防ぐものではなく、細い髪が太くなるのがプロペシアの効果です。
頭髪の本数が増えるわけではありません。
さらに、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、プロペシアは、Ⅱ型5αリダクターゼを阻害する薬となっています。
Ⅰ型とⅡ型の両方を阻害する薬としては「ザガーロ」という薬が有効です。
両方の酵素を阻害するため、プロペシアよりもさらに強力な薬となっています。
AGA治療薬「フィナステリド」・「プロペシア」・「ザガーロ」の副作用
AGAの治療薬は服用を続けている間は効果はありますが、飲むのを中止するとまた脱毛が始まることになります。
AGA治療薬の服用には、様々な注意があるので以下でまとめます。
- 1日1回、1錠を決まった時間に飲む
- 女性は飲むことができない
- 効果が出るまで最低半年が必要
- 前立腺がんの検診時には、服用していることを医師に伝える
- 他の飲み物と割って飲まない
また、AGA治療薬には副作用として、勃起障害などが起こることがあります。
上記のことに注意すれば、プロペシアやザガーロなどAGA治療にとても効果的な薬となります。
まとめ
AGA治療薬でも、服用すればいいというものではありません。
しっかりと注意事項を確認し、守ることでAGAを効果的に改善できるので、ぜひ興味がある方はAGAの治療をしてみてはいかがでしょうか!
それでは!
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