前回、前々回で、ベリーのと育毛に関しての記事を紹介しました。
ブルーベリー、ビルベリーはビタミンC、ビタミンE、アントシアニン、亜鉛など、育毛に良いとされている栄養素を多く含んでいます。
ブルーベリーと育毛の関係の記事はこちらから
ビルベリーと育毛の関係の記事はこちらから
カシスも、ブルーベリー、ビルベリーと同じようにビタミン類、アントシアニンなどの栄養を多く含んでいる食材です。
カシスはユキノシタ科スグリ属に分類される落葉低木で、直径1cmほどの果実が実ります。
ヨーロッパの山奥に生息し、主にニュージーランドやカナダ、北欧などの寒冷な地域で栽培されています。
カシスはフランス語であり、日本ではクロフサスグリ(クロスグリ)、英国ではブラックカラントと呼ばれています。
カシスの実は濃い紫色です。黒色に近いことから、そのような名がついたと言われています。
果実は黒色の他に、赤色(レッドカラント)や白色(ホワイトカラント)をつけるものもあります。
今回は、カシスと育毛の関係について紹介します。
目次
カシスの育毛に対する効果・効能・メリット
カシスもブルーベリー、ビルベリーと同じく、育毛に効果のある成分が多く含まれています。
中でも「アントシアニン」が多く含まれており、アントシアニンは血行促進の効果があり、毛細血管の血液の流れをスムーズにしてくれます。
頭皮の毛細血管の血液の流れがスムーズになることで、間接的ではありますが、髪の毛に必要な栄養を行き届けやすくしてくれます。
アントシアニンの育毛効果については以下の記事を参考にしてください。
また、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素による抗酸化作用により、育毛の効果を向上してくれます。
カシスも目の健康に重要な働きをする食材
カシスの主な有効成分はアントシアニンです。
カシスに含まれるアントシアニンはデルフィニジン配糖体のD3R(デルフィニジ-3-ルチノシド)、D3G(デルフィジン-3-グルコシド)、シアニジン配糖体のC3R(シアニジン-3-ルチノシド)、C3G(シアニジン-3-グルコシド)の4種類です。
これらは優れた抗酸化力を持ち、特に、D3RやC3Rはカシス特有の成分であり、注目されています。
これまでに、緑内障の進行の抑制や眼精疲労の改善、よく言われるピントフリーズ現象(近くのものを長時間見た後に多くのものを見ると視界が合わないこと)の抑制、末梢循環を活発にさせる機能などがあることがわかっています。
カシスを長期にわたり摂取することで、眼圧のコントロールが可能になり、その結果、緑内障の進行を防ぐ効果があると言われています。
また、ニュージーランドの研究機関ではスポーツニュートリションとしての機能が注目されており、カシス・アントシアニンの筋肉疲労、損傷の軽減、筋肉回復の促進、運動後の感染症の予防などに関することも確認されています。
アントシアニンの他にもビタミンCやビタミンA、β-カロテン、ビタミンEが多く含まれており、抗酸化作用にも優れています。
カシスを摂取する際の注意点
カシスは食品として摂取することに関して、特に副作用は報告されていません。
もし、ジュースとして摂取する際は、砂糖や果糖の取りすぎには注意しましょう。
まとめ
カシスも、ベリー系同様、育毛をサポートする効果があります。
- カシスに含まれるアントシアニンは、血行を促進し、頭皮の毛細血管の働きを活発にする
- カシスに含まれるビタミンCは、育毛に関係するコラーゲンの働きをサポートする
- カシスに含まれるビタミンEは、女性ホルモンを分泌し、頭皮の血行促進、髪の若さを保つ効果がある
なかなかカシスはスーパーなどではみませんが、ネットなどで購入は可能です。
カシスが好きな方は日々の食事に入れて育毛活動をしてみてはいかがでしょうか。
それでは!
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