赤ワインのポリフェノール【レスベラトロール】は薄毛・抜け毛対策で育毛効果あり！

赤ワインのポリフェノールである「レスベラトロール」は育毛に効果があると言われています。
レスベラトロールには抗酸化作用、血行促進、そして薄毛や抜け毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑制する効果があります。

レスベラトロールの抗酸化作用はアンチエイジングの効果に繋がるため、美容や健康によく使われています。
もちろん、育毛にも効果があることから最近はこちらの方にも注目が集まっています。

レスベラトロールは主に赤ワイン、赤ぶどうの果皮などに含まれるポリフェノールの一種です。

化学構造の違いによりトランス型とシス型の２種類に分解されます。

トランス型は新鮮な原材料から取れる安定した分子構造を持ちます。
シス型は太陽光や熱、参加などの外部刺激により不安定な状態になる分子構造を持っています。

トランス型は太陽光などの原因により、シス型に変化すると言われています。
化粧品や健康食品にはトランス型が使用されます。

レスベラトロールを多く含む食品として、北欧に自生するサンタベリーやブドウが原料である赤ワイン、ピーナッツの皮、アーモンド、ココアなどがあります。
適量のワインは心臓病などのリスクを下げますが、飲み過ぎは禁物です。

今回はレスベラトロールと育毛の関係について紹介します。

レスベラトロールの育毛に対する効果・効能・メリット

レスベラトロールの育毛に関する効果は大きく、「抗酸化作用」、「血行促進」、「薄毛の原因となる男性ホルモンの抑制」の３つにわかれます。

抗酸化作用は毛母細胞の活性化を促す

レスベラトロールの抗酸化作用は、細胞の廊下を防ぎ、活性化を促します。
髪の毛を生成する毛母細胞が活性化されることで健康で元気な髪の毛が作られ、薄毛や抜け毛の予防に繋がります。

レスベラトロールの抗酸化作用は薄毛や抜け毛対策に有効と言われる一つの理由です。

頭皮の血行を促進し、髪の毛に必要な栄養を送り届ける

レスベラトロールには血行促進作用があると言われています
ポリフェノールの一種であるレスベラトロールは血液を綺麗にする働きがあることと、体全身の血行を促進し、髪の毛を作るための栄養素をスムーズに行き届けてくれます。

育毛とは直接関係はないですが、育毛をする上で、血行の促進は重要な役割を担います。

薄毛や抜け毛の原因である男性ホルモンを抑制する

男性の薄毛は抜け毛の大きな原因としてあげられるのは、男性ホルモンである「ジヒドロテストステロン」です。
「ジヒドロテストステロン」は体内のテストステロンという男性ホルモンを５αリダクターゼという酵素が変換した男性ホルモンです。

レスベラトロールはこのジヒドロテストロンに変換する働きを防ぐことにより、薄毛や抜け毛の原因が取り除かれ、防いでくれる働きがあります。
レスベラトロールの働きで、薄毛や抜け毛の原因を取り除き、育毛を活性化するという一つで複数の効果が得られます。

アンチエイジングの他にも糖尿病や肥満に効果あり

レスベラトロールは強い抗酸化力を持ち、細胞の酸化を防ぐとともに、老化要因を抑制し、寿命を延ばすと言われている長寿遺伝子を活性化させるといわれています。
健康な成人を対象とした比較試験で、レスベラトロールを１回摂取させたところ、レスベラトロールの濃度に応じて脳血流量が増加したと確認されています。

Ⅱ型糖尿病患者を対象とした比較実験では、レスベラトロール摂取によってインスリン抵抗性の改善と酸化ストレスの現象が認められたとの報告もあります。
健康肥満者を対象とした比較実験ではレスベラトロールを30日感摂取させたところ、インスリン抵抗性の改善、血漿中性脂肪値の低下、収縮期血圧の低下が確認されています。

また、傾向摂取した場合、代謝過程で構造が変化するため、血漿中にレスベラトロールとして検出される量は非常に少ないとされています。