フコイダンは抗がん作用や殺菌作用で知られ、最近では育毛にかなりの効果があるということで、メディアに取り上げられています。
フコイダンは海藻の自己修復成分で褐藻類(かっそうるい)に含まれています。
階層の表面にあるヌルヌルとした成分の一つがフコイダンです。
フコースという単糖類を主成分とする多糖類で食物繊維の一種です。
海藻の中でも昆布、ワカメ、もずく、ひじきなど褐藻類と呼ばれる種類だけに含まれています。
フコイダンは階層が潮の流れや衝撃で傷ついた時の修復、また周囲の微生物に食べられないよう自分自身を守るために必要だと言われています。
フコイダンを多く含むのはもずくですが、なかでも沖縄もずくはフコイダンの含有量が高いと言われています。
このフコイダンが育毛にどのような効果があるのか今回紹介します。
目次
フコイダンの育毛に対する効果・効能・メリット
近年、フコイダンの研究が進み、育毛に大きな効果があることがわかってきました。
フコイダンを摂取することで、毛乳頭の細胞を活性化し、育毛を促進する効果があります。
薄毛や抜け毛は、髪の毛の成長サイクルのバランスが崩れてしまうことでおきてしまいます。
フコイダンはこの髪の毛の成長サイクルを正常な状態に戻してくれる可能性があるとして現在注目を集めている理由の一つとなります。
実際に、フコイダンを服用して薄毛に効果があったという実績もあることから、フコイダンが育毛に関して人気を集める成分となりつつあります。
フコイダンには、外敵から体を守る免疫システムを助ける働きがある
フコイダンは体を外部から守る免疫システムをサポートする働きがあります。
加齢、活性酸素、ストレスなどで体内での免疫力は少しずつ低下しますが、弱っているところにウィルスなどが侵入してくると病気になってしまします。
フコイダンは、細菌に感染した細胞を死滅させる働きを持つ「ナチュラルキラー(NK)細胞」の活性を高める作用も持っていると言われています。
フコイダンは血中コレステロールを抑え、間接的に育毛の効果も
さらに血液中のコレステロールや中性脂肪を抑える働きも認められています。
血液中のコレステロールや中性脂肪を抑えることで、ドロドロだった血液をサラサラに変え、育毛に必要な栄養素を髪の毛までスムーズに運んでくれるようになります。
フコイダンは育毛だけでなく、ピロリ菌や癌(がん)にも効果が!
フコイダンは独自のヌルヌルした硫酸基(りゅうさんき)が特徴ですが、このヌルヌルで腸の粘膜を保護し、ピロリ菌などを吸着して体外に排出する効果もあると言われています。
ピロリ菌はいの弱った部分にくっつき増殖し、胃潰瘍や胃ガンなどの原因となる菌です。
さらに、すでに炎症を起こしている部分にも働きかけ、修復してくれる作用もあると言われています。
また、フコイダンの一種であるU-フコイダンはアポトーシス(細胞の自死)に働きかけ、ガン細胞を死滅させる働きがあり、ガンの治療に効果的との報告があります。
フコイダンは食物不耐症(しょくぶつふたいしょう)の原因になるレクチンの受容体として機能するため、植物不耐症の予防食としても期待されています。
ちなみに植物不耐症とは日アレルギー性植物過敏症とも言われ、特定の植物を消化することが困難な病気です。
育毛に良いフコイダンを含む食品
フコイダンを多く含む食品は以下となります。
- ガゴメ昆布
- めかぶ
- もずく
- ひじき
※特にガゴメ昆布はフコイダンの含有量が普通の昆布と比べて約3倍も多く含んでいます。
フコイダンを摂取する際の注意点
フコイダンは酢と一緒に食べると良いと言われています。
フコイダンを多く含む海藻は、酢(クエン酸)と一緒に食べることで、消化吸収がよくなります。
特に酢の物がおすすめです。
フコイダンは熱にも強いため、おでんや味噌汁、天ぷらもおすすめです。
まとめ
もともとフコイダンは抗がん作用、抗菌作用、コレステロール値の低下作用などに効果がある成分として知られていました。
しかし、近年では育毛の効果があることもしられ、メディアや口コミで知らてきました。
育毛効果としては以下があげられます。
- 髪の毛の毛母細胞を活性化し育毛を促す
- 頭皮の抗酸化作用で老化を防ぐ
- コレステロールを抑え、血流を良くする
- 傷ついた皮膚の修復、保湿効果もある
フコイダンは今後も注目を集め研究が進められる育毛にとって有効な成分です。
育毛活動をされている方は今回の記事を是非参考にしてください。
それでは!
コメントを残す