乳酸菌は腸内環境を改善し、いわゆる腸内フローラで健康になるといわれています。
近年では腸内環境が改善されることで、多くの病気の改善につながっていることも確認されています。
この乳酸菌ですが、実は薄毛、抜け毛の改善にも効果があります。
腸内環境を良くすることによって腸内フローラの効果で薄毛・抜け毛が改善されます。
乳酸菌はオリゴ糖などの糖を発酵させて乳酸を作り出す微生物の総称です。
自然界に広く分布し、ヨーグルトやキムチ、糠漬けなどの発酵食品の製造にも使用されます。
乳酸菌には様々な種類があり、ビフィズス菌やブルガリア菌も乳酸菌の一種です。
近年では抗アレルギー効果のある乳酸菌、ピロリ菌を排除する作用のある乳酸菌、インフルエンザ予防効果のある乳酸菌など独自の機能を持つ乳酸菌などの研究が進み、次々に食品化されています。
今回は乳酸菌で薄毛や抜け毛の改善、腸内環境の改善で育毛にどのような効果があるのかを紹介します。
目次
乳酸菌の育毛に対する効果・効能・メリット
乳酸菌の育毛は腸内フローラが起こす効果から働きかけます。
腸内環境を改善することで、腸内環境にいる善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが整い、免疫力が上がり、疲れにくくなったり、アレルギー症状の緩和、感染症の予防につながります。
また、ビタミンB群やビタミンKが合成されやすくなり髪の毛に必要な栄養素が効率的に吸収できるようになり育毛効果がアップします。
以下ではビタミンB群とビタミンKについての育毛効果を簡単に説明します。
ビタミンB群の育毛効果
ビタミンB群の中でも、ビタミンB2は髪や頭皮の再生をサポートする効果があり、ビタミンB6にはタンパク質を毛髪に変える効果があります。
さらにビタミンB5ではパントテン酸による皮脂の分泌の抑制のほかにも、頭皮の保湿作用があります。
ビタミンKの育毛効果
ビタミンKは血管を強くし弾力を保つ効果があります。
ビタミンKは直接育毛効果があるわけではないですが、血管を強くし血流を良くすることで育毛に必要な栄養分を効率よく運ぶようにサポートしてくれます。
血行不良は薄毛や抜け毛につながる原因の一つとなります。ビタミンKが生成されることで育毛にも役に立つと考えられます。
乳酸菌は腸内環境を改善することと免疫力を上げる効果
乳酸菌は腸内環境を改善し、免疫力をアップする効果があります。
人の町内には約500種類、100兆個以上の最近が生息していると言われ、それらの最近は大きく分けて3種類あります。
一つは乳酸菌などの善玉菌で、そのほか、有害物質を作り人体に悪影響を及ぼす悪玉菌、体調が悪化すると体に影響を及ぼすように働く日和見菌が存在します。
赤ちゃんの時は善玉菌が優勢になっています。
しかし、年齢とともに悪玉菌が増え、悪玉菌が作り出す有害物質によって腸の老化が進みやすくなります。
そこで、乳酸菌を補給することで悪玉菌はへり、腸内環境を改善することも可能です。
腸内で乳酸菌が増えると、腸が刺激されて便通が改善されるほか、乳酸菌が作る乳酸が町内を産生にして病原菌の繁殖を防ぎます。
また、乳酸菌には免疫力をアップする働きもあり、アレルギー症状を暖和する作用があることもわかってきています。
人体に良い乳酸菌を使った食品を総称して「プロバイオティクス」といい、プロバイオティクスの作用は腸内環境の改善、免疫力アップ、発がんリスクの低減、アレルギーの低減、血中コレステロールの低下、血圧の効果作用など多くの効果をもたらします。
乳酸菌を含む食品
乳酸菌を多く含む食品は以下となります。
- ヨーグルト
- チーズ
- 発酵バター
- 味噌
- 糠漬け
- キムチ
乳酸菌を摂取する際の注意点
病気などで抗生物質を長期間投与している人の腸内環境で善玉菌が減少することがわかっています。
このような場合、ヨーグルトやサプリメントなどで乳酸菌を補給するのがおすすめです。
乳酸菌は多く摂取しても特に問題ないので、進んで摂取するようにしましょう!
まとめ
乳酸菌は人間の腸内環境を改善し、腸内フローラによって、いろいろな病気やアレルギー症状を改善する効果があります。
また、育毛にも深くかかわっており、乳酸菌で健康な腸内環境を作ることによって、育毛に必要な栄養素(ビタミンB群、ビタミンK)を作り出します。
- 乳酸菌の働きにより腸内フローラによって髪の毛に必要な栄養素を作り出す。
- 乳酸菌により基礎代謝、免疫力が高まり健康な体にし、頭皮も改善され育毛しやすい環境を作る。
育毛をするには、まずは体を基礎から健康にすることが大切です。
乳酸菌で腸内環境を改善し、育毛がしやすい頭皮環境を作ってあげましょう。
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