香木として利用されるビャクダンに発毛効果があることが判明しました。
香りを嗅いで、落ち着くだけでなく、ビャクダンの合成香料を頭皮に適用するだけで育毛をする効果があるというんです。
ビャクダンに合成香料を適用することで、発毛効果があるということですが、いったいどのようなことなのか調べてみましたので詳細を紹介します。
目次
サンダルウッド(ビャクダン)に合成香料を適用すると発毛効果があることが判明!その詳細とは!?
ということで、このビャクダンですが、原産国はインドで木前言5世紀ごろから香木として昔から利用されております。
日本では仏具をはじめ、センスの骨に利用し仰ぐことで香りを出したり、匂い袋の香料の一つとして利用するなど、色々なところで利用されています。
また、香木として用いられるだけでなく、蒸留して採取した天然オイルの成分であるサンタロールには、殺菌作用や利尿作用の効果があると言われており、薬用にも広く利用されています。
このような効果があるビャクダンには人間の頭皮環境にどのような効果をもたらすのでしょうか。
ビャクダンの育毛・発毛効果とは
それではビャクダンの発毛効果ですが、英マンチェスター大学の研究により、ビャクダンの合成香料を、人の頭皮組織に存在する「嗅覚受容体」に適用すると発毛が促進されるということが発表されました。
この嗅覚受容体ですが、脊椎動物の鼻腔内に嗅覚受容髪経の表面にあり、これが「におい分子」を認識し、においを感じるようになっています。
この嗅覚受容体が人の体の別の細胞にも存在することがわかっており、嗅覚以外の細胞機能を調整しているのだと言います。
人の頭皮環境にも嗅覚受容体が存在し、ビャクダン系合成香料で発毛を促す
英マンチェスター大学の研究チームは、人の毛包上皮に嗅覚受容体が発現していることを発見しました。
これにより、過去の研究からビャクダン系合成香料「サンダロア(サンダロール)」の成分で嗅覚受容体が活性化することが知られていました。
そこで頭皮組織編をサンダロアで処理すると、毛包の細胞死が現象し、頭皮内の成長ホルモン分泌が25%〜30%増加したことが確認されました。
英マンチェスター大学の研究チームはその後、女性ボランティア20人を対象に短期間の臨床試験を実施し、頭皮の一部にサンダロアを適用したところ、1日あたりの脱毛量に現象がみたれたことを確認したと言います。
ビャクダン系合成香料「サンダロア(サンダロール)」には皮膚再生の効果も
このサンダロアですが、数年前の研究でも、表皮細胞内にある嗅覚受容体をサンダロアで活性化し、これにより細胞の傷を治癒するプロセスも確認されたということです。
ただ、あくまで、発毛効果や皮膚再生効果も、天然のビャクダンにはにおい分子の構造が異なるため、サンダロアと同じ効果は見込めないということです。
まとめ
香りを楽しんだりするだけでなく、合成香料として頭皮に適用することで発毛効果を促す「ビャクダン(サンダロア)」ですが、今後、薄毛に悩む人にとって救世主になる可能性があるかもしれませんね。
そのうち商品化されたりする可能性もあるので、新しい情報が入り次第、紹介します。
それでは!
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