キシリトールは虫歯予防での知名度はありますが、虫歯を予防することで薄毛や抜け毛の対策にもつながるといわれています。
子供のころに虫歯になって銀歯を埋めている方って血行多いと思います。
虫歯を治すための治療で銀歯を埋めるのですが、実は結ばだけではなく、銀歯の影響でハゲる可能性があるようです。
虫歯治療で埋めた銀歯は人によっては金属アレルギーを起こす可能性があります。
なんとこの金属アレルギーで、髪の毛を成長させる作用を邪魔し、正常な髪の毛を作り出すことができなくなるということが報告されているようです。
虫歯で銀歯を埋めている方で育毛をしている方は一度確認してみたほうがいいですね。
ちなみに前回、キシリトールと同じ成分のエリスリトールの記事も書いたので参考にしてください。
キシリトールはD-キシロースを還元して得られる糖アルコールの一種で、構造は炭素を5つもつ甘味炭水化物です。キシリトールと同じ糖アルコールの仲間には、ソルビトールやマンニトール、マルチトースがあり、これらは食品中に使用されています。
キシリトールは糖アルコールの中で最も甘く、砂糖と同等の甘味があるとも言われています。
今は、厚生労働省が食品添加物としての使用を許可し、輸液にも使用されてきました。
私たちの身の回りでいうと、キシリトールガムなどが有名ですよね。
しかもキシリトールというと虫歯予防というイメージも強いと思います。
キシリトールで虫歯予防をし、育毛にとって不必要なものは日ごろから取っ払うようにしましょう。
今回はキシリトールと育毛の関係について紹介します。
目次
キシリトールの育毛に対する効果・効能・メリット
前回、エリスリトールの記事でも紹介しましたが、虫歯は直接、薄毛や抜け毛につながるわけではありませんが、間接的につながる恐れがあります。
虫歯になり痛みを伴うと、食事をしていても咀嚼の回数が減ってしまいます。
人間は咀嚼(食べ物をかむ)することで頭皮への血流の流れをよくしますが、虫歯の痛みで咀嚼する数が減ると、どうしても頭皮への血行が悪くなる可能性があります。
また、虫歯の痛みのストレスにより、薄毛や抜け毛が進行する可能性もあります。
顎を動かす、物を噛むという行為は馬鹿になりません。
育毛する上でも一つの重要な行為ということを忘れてはいけません。
虫歯治療で使う銀歯が金属アレルギーの原因で薄毛・抜け毛になる可能性も
虫歯が原因で薄毛や抜け毛になるというのはちょっと違いますが、ホントの原因は虫歯治療をした後の銀歯が影響している可能性があるとのことです。
それでは、金属アレルギーがどのように髪の毛に悪影響を与えるのかということで研究機関が調査したところ、原因はニッケル製の銀歯を利用しているということがわかりました。
このニッケル製の銀歯の影響で金属アレルギーがある方は髪の毛を成長する働きを阻害してしまうことが指摘されています。
また、ニッケル製の銀歯で薄毛や抜け毛になる原因は以下となります。
- ニッケル製の銀歯で食事をとっていると、ニッケルなどの金属が溶けていき、体内に溜まっていく
- ニッケルなどの金属から発生した金属イオンと毛根のケラチンが結合し、毛根で金属にたいするアレルギー反応が起きる
- 免疫機能によって毛根が異物と判断され、毛根を攻撃し、結果抜け毛の原因となる
このようなことが起こらないためにも、事前に虫歯予防、キシリトールを摂取するようにしましょう。
キシリトールは虫歯の発生を防ぐ効果!
キシリトールは虫歯の発生を防ぐことに効果があります。
糖アルコールに共通する作用とキシリトール特有の作用を有します。
一つは歯の再石灰化を増強する作用や唾液の分泌を促進する作用です。
もう一つは歯垢中に存在するショ糖を分解する酵素、シュクラーゼの活性を低下させて、歯垢中で酸ができにくくすることやアンモニア濃度を上げて酸の中和を促進する働きです。
また、キシリトールはミュータンス菌の増殖を抑制する働きを持つとも言われています。
これは、ミュータンス菌のエネルギーを抹消させ、糖代謝を阻害するという働きからきています。
最近の研究では、キシリトールは、虫歯になりにくいミュータンス菌を選び、虫歯の発生を防いでいると考えられています。
他には、人出の有効性を調べたものとして、急性中耳炎の発生頻度の低下に関する研究もあります。
動物実験ではアレルギー反応が起こると炎症の原因となる白血球の一種である好中球を殺傷する作用についての報告もあります。
キシリトールを含む食品
キシリトールを多く含む食品は以下となります。
- いちご
- カリフラワー
- イエロープラム
- ラズベリー
- なす
- レタス
- ほうれん草
- 玉ねぎ
- にんじん
キシリトールを摂取する際の注意点
キシリトールは一度に大量摂取した場合は、お腹がゆるくなることや、腹部に不快感を起こす可能性があるので注意しましょう。
虫歯予防に有効であるキシリトールの量は、1日10g程度で、口に長く留めることができるガムやタブレットに限り、効果が得られます。
ジュースやケーキではキシリトール以外の甘味料が入っている場合があるため、パッケージを確認し、用量・用法をしっかり守り摂取するようにしましょう。
まとめ
キシリトールは育毛に直接効果を表すものではありません。
しかし、虫歯になることで、薄毛や抜け毛の原因となる可能性は大いにあります。
- キシリトールは虫歯予防の効果がある
- 虫歯の痛みで咀嚼ができなくなり、結果的に頭皮への血流が悪くなり、薄毛・抜け毛の原因となる
- 虫歯治療をした後の銀歯に含まれているニッケルが体内に溶け、毛根を作るケラチンと結合し、金属アレルギーの影響で抜け毛の原因を作る可能性がある
虫歯になって、薄毛や抜け毛の原因を作るよりも、事前にキシリトールで虫歯予防をするようにしましょう。
それでは!
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