育毛活動をしていて、髪の毛を増やすにはいったいどのような栄養が必要なのか、どのようなことをすれば効果があるのかといつも考えます。
このブログでも、育毛についていろいろな記事を書いてきました。また、多くの種類の栄養素を紹介してきました。
薄毛、抜け毛の症状を改善させるための育毛法は人それぞれで、その育毛法が自分に合う人は素晴らしい効果を出しています。
しかし、いまだこれといった育毛法が出ていないのが現状です。
そんな中、カニの殻に含まれる繊維物質キチンナノファイバーという物質が発毛を促す効果があるということが研究結果で発表されました。
今回はカニの殻と発毛についての最新情報をまとめましたので紹介します。
※カニの殻に含まれる「キチン・キトサン」と育毛の関係については以下の記事を参考にしてください。
目次
カニの殻から生成される「キチンナノファイバー(CNF)」が発毛を促す効果あり!今後の育毛に大きな期待!
上記でも説明したとおり、人の発毛については、そのメカニズムが不明な点も多いため、いまだに多くの研究がつづけられています。
そんな中、鳥取大学の研究グループがカニの殻に含まれる素材に発毛効果があると発表しました。
これは、カニの殻から精製できる極細の繊維物質キチンナノファイバー(CNF)の関連物質に発毛を促す効果があることをマウスの実験で確認されました。
そもそも鳥取は国内有数のカニの水揚げ基地として知られており、カニの産地としても有名です。
日本海一帯のズワイガニやベニズワイガニが集まっており、これと同時に大量のカニ殻が廃棄物として発生していました。
鳥取大学はこのカニの殻に含まれる「キチン・キトサン」を研究し、カニの殻の主成分である「キチン」をナノファイバーという極細の繊維で抽出することに成功し、実用化を進めてきました。
育毛・発毛効果があるキチンナノファイバー(CNF)はどのように抽出するのか
それでは発毛効果があるとされる「キチンナノファイバー」はどのような方法で抽出するのでしょうか。
その製法は簡単で、カニの殻を薬品の入った窯で煮立たせタンパク質やカルシウムを除くだけです。
甲殻アレルギーの人でも安心できるキチンナノファイバー
さらに甲殻アレルギーの方がいると思いますが、このカニの殻から取り出したキチンナノファイバーには甲殻アレルギーの原因物質であるトロボミオシンを含んでいません。
ですので、このキチンナノファイバーを服用したとしてもアレルギー症状が出ず、発毛をすることができるかもしれないのです。
カニの殻からできた発毛成分「キチンナノファイバー」は「ミノキシジル」より効果がある!?
研究によると、毛髪や毛根はマイナスに帯電することが多いため、プラスに帯電したキトサン化キチンナノファイバーが毛根に浸透して、発毛を促す可能性があるのではないかと着目していたといいます。
その結果、マウスの背中の毛を剃った場所にカニ由来の物質とミノキシジル(発毛剤)を塗った結果、ミノキシジルでは沿った面積の平均14%で発毛していたのに対し、カニ由来の物質では27%の発毛を確認できました。
ミノキシジルは育毛剤として有名でありますが、それ以上の効果が出たということはすごい発見ですよね!
まとめ
今後はカニの殻から生成されたキチンナノファイバーの研究がさらに続けられるということです。
今薄毛や、抜け毛に悩んでいる男性の期待は高まることは間違いないでしょうね!
また新しい情報が入り次第、紹介します。
それでは!
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