マグネシウムは育毛をする際にとても大事な成分の一つと言われています。
マグネシウムは骨や肝臓、筋肉、血液などに分布し、酵素の働きを助けます。
マグネシウムは成人の体に20〜25gほど存在し、そのうち6割ほどは骨に含まれ、カルシウムやリンとともに骨を構成する重要な成分となっています。
それ以外には肝臓や筋肉、血液などでタンパク質と結合した状態で存在します。
また、最奥内にも含まれていて、体内のミネラルバランスを維持する上でも役立っています。
マグネシウムは多くの酵素反応をサポートし、エネルギー産生をスムーズにするなどの作用があります。
今回はマグネシウムと育毛の関係と効果について紹介します。
目次
マグネシウムの育毛に対する効果・効能・メリット
マグネシウムは髪経の興奮を抑える働きがあり、エネルギーの代謝を促進する働きを持っています。
人はストレスが溜まると興奮しやすくなったり、エネルギーの代謝が悪くなったりします。さらに疲れが溜まりやすくなってしまいます。
このストレスは自律髪経を乱し、血流や皮脂分泌の機能も乱してしまいます。
このような状態になると、頭皮環境が悪くなり、髪の毛の周りの毛細血管の血流が悪くなり、頭皮に必要な栄養が届かなくなったり、、皮脂が溜まってしまい、毛穴のつまりを引きを起こす原因となり、悪影響を与える可能性がでます。
マグネシウムには血管にカルシウムがたまらないようにする働きがあり、マグネシウムが不足すると血液が固まりやすくなる可能性があります。
マグネシウムは上記のような状態を改善し、血液の流れを整え、頭皮への栄養や酸素をスムーズに運んでくれるようにサポートしてくれます。
頭皮の環境を改善し、十分な栄養が運ばれることで、髪の毛は太く強く育ち、薄毛や抜け毛の改善を期待することができます。
マグネシウムはタンパク質を合成する重要な役割がある
マグネシウムは体内で300種類以上の酵素の働きに関わっています。
マグネシウムはこれらの酵素反応を通してエネルギーを産生し、タンパク質を合成するなど重要な役割を果たしています。
もちろん髪の毛を作るのにもタンパク質は重要となります。
タンパク室は人間の体のパーツを作るために必要です。筋肉や皮膚、内臓の臓器や血液などを作るために必要なせいぶんですが、人間が生きる上で、髪の毛は優先順位が低いので、後回しになってしまいます。
育毛をする上で、タンパク質は重要な栄養素なので、日ごろから不足しないようにしっかり摂取しておくことが大切です。
マグネシウムとカルシウムはバランスよく摂取するようにしましょう
筋肉の収縮は筋肉の細胞内にカルシウムが流れ込んで刺激を与えることによって起こりますが、マグネシウム不足によってカルシウムが必要以上に増加すると、筋肉の収縮がうまくいかず、痙攣や震えが起こり、不整脈や心筋梗塞のリスクが高くなります。
マグネシウムに対してカルシウムの摂取量が多すぎると、心臓発作による死亡率が高くなる可能性もあります。
そのほか、マグネシウムは髪経の興奮を鎮め、血管を広げて血圧を正常に保ちます。
血液循環を調整して頭痛を予防する、体温を調節するなど、様々なメカニズムに関わりを持っています。
マグネシウムを含む食品
マグネシウムを多く含む食品は以下となります。
- あおさ・青のり
- わかめ
- ごま
- ひじき
- 米
- てんぐさ
- バジル
- 昆布類
マグネシウムを摂取する際の注意点
マグネシウムは魚介類やごまなどのナッツ類、大豆などに多く含まれます。
また、未精製の穀物にも多く含まれていて、玄米やそば、全粒紛、ライ麦などを使った主食を選ぶと、効率よく摂取できます。
慢性的に不足するとし疾患のリスクが高まります。
注意することはカルシウムとの比率です。
摂取比率はマグネシウムが1に対して、カルシウムが2とすることが理想と言われています。サプリメントとして摂取するときは注意しましょう。
マグネシウムを多く摂取しても尿で排泄されますが、サプリメントなどで大量摂取すると筋肉や血圧の低下、下痢などを起こす可能性があります。
まとめ
マグネシウムは髪の毛の育毛に関して重要な役割を持つ栄養素です。
- マグネシウムは代謝を促進し、血流をよくする
- カルシウムが血管に溜まるのを防ぎ血液と酸素の流れをよくする
- 髪の毛の構成に必要なタンパク質を合成する働きがある
マグネシウムだけを摂取すれば育毛が成功するわけではありません。
必ず、バランスのとれた食事を大前提として栄養を摂取することが大切です。
マグネシウムが不足していると感じている方は、積極的に摂取することをお勧めします。
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