クレアチンは髪を作る毛母細胞が活発に働くようにする効果があるとい割れています。
しかし、逆にクレアチンを摂取すると薄毛や抜け毛が進行してしまい、AGAの原因となってしまうと言われています。
一体、クレアチンの効果はどちらが正しいのでしょうか。
クレアチンは激しい運動時にエネルギーを貯蔵するアミノ酸です。
クレアチンとリン酸が結合したクレアチンリン酸は、主に運動時のエネルギー貯蔵に使われる成分で、約90%が筋肉に存在します。
特に激しい運動を繰り返す時に、摂取することで運動能力を高めるので、短距離走や重量挙げなどのアスリートに積極的に用いられています。
クレアチンはペプチドの一種で、グリシン、アルギニン、メチオニンから、主に肝臓や腎臓内で合成されます。
その大半が骨格筋にクレアチンリン酸として貯蔵され、運動時のエネルギーを補充するために使われます。
今回はクレアチンと育毛の関係について紹介します。
目次
クレアチンの育毛に対する効果・効能・メリット
クレアチンは一体、育毛とどのような関係があり、どのように作用するのでしょうか。
クレアチンは筋トレなどのトレーニングをすることで発生すると言われています。
筋トレをして筋肉をつけることは男性ホルモンの分泌が増えることはわかっています。
例えば、ジムなどで筋トレをしている方の中で、トレーニング後にプロテインを愛用している方がいます。その筋トレ後のプロテインがさらに薄毛や抜け毛を引き起こす原因となってしまう可能性があるようです。
クレアチンはこのプロテインの中に含まれていることがあり、このクレアチンの成分が、血中のテストステロンの濃度まであげてしまうそうです。
そのために頭皮でジヒドロテストステロン(DHT)が発生しやすくなってしまうわけです。
このジヒドロテストステロン(DHT)はAGA、薄毛や抜け毛の原因と言われており、DHTが大量に増えるとハゲが進行してしまいます。
しかし、一部ではクレアチンは髪の毛を生成する毛母細胞を活発化し、育毛を促進すると言われています。
現在のところ、クレアチンは育毛に効果があるのかは定かではありません。
クレアチンの効果は瞬発力を使うスポーツに有効
運動時に重要で不可欠なのが、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー物質です。
ATPとは、アデノシンとと3つのリン酸が結合したもので、分解される際に、エネルギーを放出します。
この分解によってリン酸が1つ減ったADP(アデノシン二リン酸)を、ATPに再合成する際に必要なのが、クレアチンリン酸です。
クレアチンリン酸によって再合成されたATPは再びADPに分解されてエネルギーを放出し、このADPがまたATPに再合成されるということが繰り返されます。
このようにクレアチンリン酸が筋肉の中に多く存在することによって、運動を続けることができます。
短期間の激しい連続運動では、特に筋肉の動きを高めるのにサプリメントなどの摂取は有効と言われています。
クレアチンリン酸によるエネルギー補充は、無酸素状態で行われるため、クレアチンリン酸の摂取は主に、短距離走などの瞬発力を使うスポーツに有効とされています。
クレアチンを含む食品
クレアチンを多く含む食品は以下となります。
- 豚肉
- 牛肉
- アジ
- サケ
- ニシン
- タラ
クレアチンを摂取する際の注意点
クレアチンを摂取し続けると、尿の量が増加するため、常用していたスポーツ選手が肝臓や心臓に負担がかかっていたという報告も上がっています。
また、大量の長期摂取で、副作用として、胃腸の痛みや吐き気、下痢の報告があります。
特に腎臓に負担がかかりやすく影響を及ぼす可能性があるため、使用前に腎臓の確認をし、専門の医師に相談し、指導を受けることが一番です。
個人の考えで大量摂取するのは絶対避けましょう。
まとめ
クレアチンは、髪の毛を形成する毛母細胞を活発化し、育毛を促進すると言われていたり、AGA(男性型脱毛症、薄毛・抜け毛)の原因となるDHTを進行させてしまうとも言われています。
結果としては、クレアチンは育毛に効果があるのかは不明な点が多いようです。
まぁ、結論としてはよくわからない成分はサプリとしては摂取しないってことでしょうね。
下手に、育毛にいいからと言って摂取すると後で後悔することになりかねません。
育毛をするのであれば、よくわからない成分のサプリメントは控え、まずは健康な体づくりをし、バランスのとれた食事をとり、頭皮環境を改善していくことが育毛への近道ですよ!
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