αリポ酸は近年、育毛に効果があることが確認されており、抜け毛の軽減につながったという報告も上がっています。
α-リポ酸は、抗酸化作用があり、アンチエイジング(老化防止)の効果があり、細胞の老化を抑制します。
また、頭皮を若々しく保ち、細胞の老化による抜け毛を防ぐ効果があります。
α-リポ酸は、細胞内でエネルギーを作り出す際に必要な物質で、糖の分解を担っています。
栄養素としてビタミンに似た働きをするビタミン様物質であり、抗酸化物質です。
体内での合成量は微量なため、植物から積極的に摂取する必要があります。
α-リポ酸は血液中のグルコースを筋肉に運び込み、糖の分解を促進し、糖の合成を抑制することから、ヨーロッパでは糖尿病の治療薬として使われています。
肉体疲労や解毒作用、髪経毒による中毒症状など、肝障害への薬効が主となります。
α-リポ酸は、相互に作用しあって働くネットワーク系抗酸化物質の一つです。
ネットワーク系抗酸化物質とは、ビタミンE、ビタミンC、コエンザイムQ10、グルタチオンそしてα-リポ酸となります。
今回はα-リポ酸と育毛の効果について紹介します。
目次
α-リポ酸の育毛に対する効果・効能・メリット
実のところα-リポ酸の育毛に関しての効果は研究段階でありまだまだこれからだと言われています。
しかし、α-リポ酸のもつ高い抗酸化作用は育毛に効果がある可能性は多くあります。
最近では育毛剤に抗酸化作用が高い成分が配合されることが多いこともあり、活性酸素を取り除くことで、頭皮の健康、改善や毛根の細胞を若々しく保つことが期待されています。
また、α-リポ酸は健康な髪の毛を生成するビタミンBの一種でもあるビオチンの働きを助ける作用があります。
さらにケラチンやコラーゲンの生成を促進し、育毛に効果的な成分の助けとなる働きをしてくれます。
α-リポ酸はビオチンのサポートとして間接的に育毛に効果を発揮する可能性は大いにあります。
α-リポ酸は酸化した物質を再生する能力を持つ
細胞橋異質でできた細胞膜に覆われており、脂溶性抗酸化物質のビタミンE、コエンザイムQ10は主に細胞膜上で水溶性抗酸化物質のビタミンC、グルタチオンは最奥ないや血漿中で働きますが、α-リポ酸は水にも脂質にも馴染む得意な物質で、細胞な以外のどこでも酸化を防ぐことができます。
他のネットワーク系抗酸化物質はフリーラジカル(活性酸素)をとらえた後、自らも酸化しますが、リポ酸は、これら酸化した抗酸化物を再生する能力も持ち、自らが酸化した場合も、自己還元再生機能を持っています。
ネットワーク系抗酸化物質の中で最も重要とされているのがグルタチオンです。
グルタチオンは3種のアミノ酸、システイン、グルタミン酸、グリシンから体内で合成されます。
α-リポ酸は、体内のグルタチオン量を増加させる働きがあります。
末梢髪経障害に対して有効性が示され、長期摂取で認知症患者の認知機能の低下を軽減させたという報告も上がっています。
α-リポ酸を含む食品
α-リポ酸を多く含む食品は以下となります。
- 人参
- ほうれん草
- ブロッコリー
- トマト
- じゃがいも
- グリンピース
- 芽キャベツ
- ほうれん草
- 牛レバー
α-リポ酸を摂取する際の注意点
また、中年期以降、体内合成量が減少するので、植物からだけでなくサプリメントからも取るのが合理的です。
食品と同時に摂取すると吸収が悪くなるので食事の30分前にとることがおすすめです。
まとめ
今回はα-リポ酸と育毛について紹介しました。
結論をいうとα-リポ酸はまだ育毛に関しては研究段階であり、これから育毛に期待が持たれている成分です。
- α-リポ酸の抗酸化作用はアンチエイジングの効果があり、細胞を若々しくすることで頭皮の健康状態をよくし老化を防ぐ
- α-リポ酸は健康な髪の毛を生成するビタミンBの一種でもあるビオチンの働きを助ける作用がある
- ケラチンやコラーゲンの生成を促進し、育毛に効果的な成分の助けとなる働きをしてくれる
これから育毛に取り組もうと思われる方はぜひ今回の記事も参考にしてくださいね。
それでは!
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